wood12月20日 クライストチャーチwood

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飛行機は無事到着した。
やっとあこがれのニュージーランドだ。
飛行機の扉が開いたようだ。
乗客が動き始める。
特に急ぐ必要も無いので、一番後からゆっくり降りる。
ボーディングブリッジを渡ると、そこはニュージーランド。

こちらは夏なので暑いかなと思っていたが、暑さはそれほど感じない。
建物の中だからだろうか。

クライストチャーチ空港はそんなに大きな空港ではないので、少し歩けばすぐに入国審査である。


やっと到着〜。疲れた〜
まずは笑顔で「ハロー」 これ基本。
相手も笑顔で「グッモーニン」
日本の出国審査の時とは違い、雰囲気が明るいと思うのは旅行気分のせい?

一番後ろに並んでおり、次に誰もいないこともあって、係官の方は、
「どこを回るの?南島は良いところだよ。ミルフォードなんか特にね。
オゥ、モーターホームを借りるのか。きっと良い旅になるよ。」

こんな感じでこちらのつたない英語も気にせずに世間話をしてくれる。
うち解けた気がして、こちらも楽しくなってくる。
ついつい長話をしてしまった。

向こうを見てみると、ターンテーブル上にはすでに荷物が出始めている。
世間話は母ちゃんに任せて、荷物の受け取りへ。
荷物が出てこないことを心配していたが、待つこともなくすべてちゃんと出てきました。

荷物が揃ったら次は税関です。

ニュージーランドの税関は非常にきっちりとしています。
出国時の危険物の検査と同様、X線を当てて中身をチェックし、持ち込み禁止品が隠されていないかチェックされます。
基本的に、食料品を持っていた場合、どんなものでも申告しておいた方が無難です。

私の場合は、みそ汁などの乾燥食品、ハイキングシューズも持ち込んでいたので、申告書にはそれらを持っていると記入しておきました。

税関に入る前に係員がおられて、質問されます。
ここで持ち物により、事前に乗客を振り分けて、混乱を避けるのが目的のようです。

「食料品などを持っていますか」
「はい」
「どのようなものですか」
「乾燥食品などです」
「他には」
「ハイキングシューズを持ってます」
「それではこちらに並んでください」

次にカウンターで実際にチェックされます。
「食料品を出してください」
ちらっと見て、
「あぁ、これはOKですよ」
乾燥食品は簡単にOKが出る。

係りの女性の手がピクッと止まる。
「これは?」
手にしたものはソーセージ。
うっこれはやばいかも。
「これは何で出来ていますか」
「魚肉です」
「魚肉?」
係りの女性はうさんくさそうに見てましたが
「魚肉ならOKです」と。
どうやら魚類は没収されないようです。

次にシューズ。
すべて袋から出して、靴底を念入りにチェックされます。
「オー、これはダメです」
見ると靴底に土が付いている。
「ちょっと待ってて下さい」
係りの女性は靴を持ってどこかへ行ってしまった。
ああ、没収なのか〜〜。

しばらくして、係りの女性はシューズを持って帰ってきた。
見ると靴底がピカピカになっている。
どうやら洗って下さったようです。
手間をとらせて済みません。

最後にすべての荷物をX線検査機へ。
荷物を受け取り、これで無事入国できました〜。

ニュージーランド入国だ〜
ロビーにある銀行で両替を済まし、携帯電話のSIMカードを買おうと、ボーダフォンのカウンターを探す。
見つからないので案内所で聞いてみることにする。

「ボーダフォンの場所を教えて下さい」
「ボーダフォン?」
それ何?っていう顔で聞いてこられる。
うぅ、困った〜。
「モバイルフォン、モバイルフォン」単語で攻める。
「オー、ヴォーダフォン」

要するに発音が悪かったらしい。
Vは下唇を噛んで発音しなくては・・。
いきなり英語の壁にぶちあたった。鬱・・。

結局空港のヴォーダフォンではレンタルしか扱っていなかったので、SIMカードは買えず、
タクシー乗り場へ向かう。
ここで初めて建物の外に出る。
日差しは強いが、気温は20度ぐらいか。結構涼しい。さわやか〜。

タクシーに乗って市内へ向かう。
運転手の方は香港からやってこられたそうで、ニュージーランドは気に入っておられるとのこと。
特に子供の教育環境が良いらしい。
母ちゃんが張りきって、つたない英語で聞き出していました〜。


本日の宿はパヴィリオンズホテル(Pavillions Hotel)。
パビリオンズホテルと言っても通じません(^^;
場所は大聖堂から1kmちょっと北にはずれたところにあります。
ホテルと言ってもビルではなく、何棟かに分かれて2階建ての建物が建っている、アパートメントタイプ。

予約した部屋は、リビングにベッドルーム2つというちょっと贅沢なお部屋。
入ってみるとかなりの広さです。
キッチン、冷蔵庫完備と設備も充実。
これで一部屋約13,700円だから、安く感じる。


ホテルの部屋で・・。広いでしょ。
写真の部屋以外にも2部屋ある。

ホテルの前。クライストチャーチ探検へ出発。
部屋でちょっとゆっくりした後、留守家族へ無事到着の連絡。
その後クライストチャーチ中心部へ行くことにした。
タクシーでも良いのだが、そんなに距離も無いようだし、歩いた方が町の雰囲気が良く分かる。

交差点にやってきて、歩行者信号が青に変わるのを待つ。
しかし、車用の信号は変わっていくのに、歩行者信号はずっと赤のまま。
これはおかしい。
すると奈菜が「これはなに?」と聞いてきた。
見てみると信号柱に、青地に白い矢印の書いた直径10cmくらいの丸いボタンがある。
押してみる。
「ポコン」という音がして・・・、しばらくすると歩行者信号が青に変わると同時に「ポコポコポコポコ」という音が鳴った。
そうかこちらでは、常に歩行者は押しボタン信号なんだ。押さなければ歩行者信号は永遠に青に変わらないシステムだ。
なるほどと納得。
ついでにこちらの歩行者信号は青から点滅に変わるのが結構短い。5歩ぐらい歩いたらもう点滅が始まっています。
点滅の時間は長めですが、せわしないです。

ボタンを押さなければ信号は変わりません。
途中のカフェで昼食をとる。
こちらでは水が瓶に入って出てくる。
瓶に入って出てくるもんだから、有料かと思って聞いてみると無料。良かった。
お代わりしときました。

大聖堂だ〜〜。
大聖堂へ近づいてきてエイボン川を渡る。
観光案内書をみると素晴らしく美しい川のように書いてあるが、
・・・そんなに言うほどのことでもなさそう。
想像したとおりの綺麗さだったらパンティングと言う船遊びでもしようかと思っていたが、
そんな気は無くなった。
汚いと言うわけではないですよ。
多分期待が大きかった反動だと思う。

さていよいよ大聖堂スクウェアにやってきました。
大聖堂はそんなに大きいものではないけれど、街の中心の風格はあります。
登ってみようかと思ったが、子供たちが水族館に行きたいとせがむので登るのはやめた。
観光案内所の隣にあるサザン・エンカウンター水族館へ行く。
チケットは観光案内所で買わなければなりません。
観光案内所が混雑していてチケット買うのに時間がかかる。
水族館のチケットは別で売って欲しいな〜。

この水族館はそんなに規模が大きくなく、ニジマスなどの淡水魚が中心である。
しかし、ニュージーランドに生息する魚を理解するのにはちょうど良い。
ヒトデなどに触れるタッチプールなんかもある。
ちなみに入館料は大人10$子供5$

水族館の内部。こじんまり。
大聖堂広場から南へ歩き、途中のボーダフォンショップにて空港で買えなかった携帯のプリペイドカードを購入。
これでちょっとは安く携帯電話を使えるはずだ。

追憶の橋
右へ曲がって追憶の橋の方向へ歩く。
右側にMcEWINGSというアウトドアショップが見えてきた。
おおそういえば、MacPacのリュックを買おうと思っていたんだ。
MacPacはニュージーランドでは有名なブランドで、多くの人に使われており、品質にも定評があるが、どうも日本ではマイナーなので、手に入りづらい。
ニュージーランド旅行のついでに手に入れておきたかった。
早速品定めをして購入。
リュックの品定めをしている間に駿一が退屈し、ふてくされだした。
そこで駿一のご機嫌をとるために、追憶の橋の観光もそこそこに、トラムに乗りに行くことにする。
大聖堂スクウェアまで戻ると遠くなるので、一番近い停留所まで歩く。
おそらくここが停留所だろうと思われる場所で待っているが、本数が少ないのかトラムはなかなかやってこない。

やっとやって来た。
と思ったら交差点の向こうで停まっている。
信号待ちだと思っていた。
信号が青に変わってもすぐに動かないのでちょっとは変だと思ったが・・。

やがてトラムが動き出す。
が!! トラムは停まる気配がない。
これはイカン。おぉい、停まってくれ〜っと手を挙げる。
しかし運転手のおっちゃんは、にこやかに笑って手を振り返してくれて・・そのまま行ってしまった。

やっと分かった。交差点の向こうが停留所で、ここは停留所じゃ無かったんだ〜。
おっちゃんはこちらが愛想で手を振っていたと勘違いしていたのに違いない。

おい、地球の歩き方!地図の場所が間違ってるぞ〜〜。
おい、クライストチャーチ市長、もっとはっきり停留所の看板出せ〜。

このトラムはこの後・・通り過ぎていった・・。

ラム肉料理。ボリュームたっぷり。
もう待つのが虚しくなって、大聖堂スクウェアにとぼとぼと戻り、土産物あさりをすることにする。

帽子とかフリースとか現地で買おうと思っていたものを仕入れ、タクシーでホテルへ戻る。
駿一のご機嫌は、土産物を買ってやると直った。現金な奴。

夜ご飯は、また市内へ出るのも面倒なのでホテルですますことにする。
せっかくニュージーランドに来たのだからとラム肉の料理を頼みましたが・・。
かなりのボリューム。食いきれん。
ニュージーランド人はようけ食べるんやなぁと感心。

昨日は寝不足だったのでお腹がふくれるともう眠たい。
とっとと寝ることにする。

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